「Clubhouse(クラブハウス)」は、音声で交流する新しい形の完全招待制のSNSアプリです。
「音声版ツイッター」とも呼ばれており、無料で有名人のトークが聞けたり、リアルタイムで会話を楽しんだりといったことができるため、芸能人や若手起業家らを中心に大流行しています。
そんなClubhouse(クラブハウス)を使った合コンが、今、若い人たちの間で注目を集めています。
そこでこの記事では、クラブハウスで開催されている合コンの実態を紹介し、併せてクラブハウスを初めて利用する方に向けて、使い方や登録方法などをわかりやすく説明しています。
ぜひ参考にしてください。
クラブハウスの登録方法
ここでは、クラブハウスを初めて利用する方に、登録のやり方を説明します。
Clubhouseアプリをダウンロード
まず、App Storeから「Clubhouse」のアプリをダウンロードします。
アプリの正式名称は、「Clubhouse: Drop-in audio chat」です。
「Clubhouse」とだけ書かれたアプリは、別のアプリですので、間違えないようにしてください。
アカウントの登録方法
アプリをダウンロードしインストールしたら、アカウントを登録します。
アカウントを登録するには、すでにクラブハウスを利用している知り合いから招待してもらわなければなりません。
招待されるには、電話番号が招待してくれる人のスマホの「連絡先」に登録されていることが前提となります。
まだ登録されていなかったら、まずは、電話番号を登録してもらいましょう。
その後、相手(招待する側の人)は次のような操作をします。
招待する方法
クラブハウスのアプリを開いて、画面上部にある手紙のマークをタップします。
連絡先に登録されている人の名前一覧が表示されますので、招待したい知り合いの名前の脇にある「invite(招待)」と書かれたボタンをタップします。
新規iMessage送信画面が現れ、英語で書かれた招待メッセージが表示されますので、そのまま送信の「↑」のマークをタップすると、招待メッセージが招待される人に送信されます。
招待メッセージからの操作手順
知り合いから招待されると、上述した招待メッセージがスマホのSMS(ショートメール)に届きます。
英語で書かれた招待メッセージの最後に「https://www.joinclubhouse.com/app」というURLが表示されていますので、そのURLをタップすれば自動的にクラブハウスのアプリが立ち上がり、プロフィールを設定できるようになっています。
プロフィール設定画面には「let’s set up your profile?」と書かれていて、その下に、「Import from Twitter」と書かれたボタンと、「enjoy my info manually」と書かれたボタンがあります。
ツイッターからアイコンなどを引用したい方は、「Import from Twittter」ボタンを、最初からプロフィールを設定していきたい方は「enjoy my info manually」ボタンをタップしてプロフィールを設定していきます。
プロフィール設定
「What’s your full name?」と書かれた画面には、自分の実名をローマ字で名前・名字の順に入力します。
「Pick a username」の画面には、@から始まるユーザーネームを登録してください。
その後、プロフィール写真を設定したり、人種、言語、専門分野、趣味など該当するキーワードを選んだり、自己紹介文を書いたりします。
自己紹介は後に述べる合コンの際、大きな武器となるため、たっぷり書いて魅力をアピールするといいでしょう。
また、プロフィール欄は、ツイッターやインスタグラムと連携可能なので、これらのSNSをやっている方はアカウントを書いておくと、クラブハウスを通じて知り合った方がのぞきに来てくれるかもしれません。
こうしてプロフィールを設定すると、あなたの属性に合った、おすすめの利用者一覧が表示されます。
利用者すべてにチェックマークがついていますので、画面下部にある「Follow」ボタンをタップすると全員をフォローしてしまうことになるため、「Follow」ボタンの下にある「or select individually」ボタンをタップして、次の「Are you sure?」と書かれた画面へ進みましょう。
「Yes」を選ぶとクラブハウスからの通知を受け取ることを許可するかどうか確認する画面になるので、「Allow(許可する)」を選びます。
次に、アクセスの許可を求める画面が現れるので、こちらも許可する方を選んでください。
以上でアカウントの登録は終了です。
後は、自由にクラブハウスを利用できます。
クラブハウスの基本的な使い方
クラブハウスに登録したら、具体的にどういったことができるのでしょうか。
もちろん合コンもできますが、その前に、クラブハウスの基本的な使い方を紹介します。
ルームに入室
クラブハウスのメイン画面には、現在進行しているルームが表示されています。
タップすれば入室できるので、早速入ってみましょう。
会話やトークが聞ける
ルームに入室すると、そのルームで行われている会話のやり取りやトークが聞けます。
クラブハウスでは、話を聞いているだけの人のことを「オーディエンス(Audience)」と呼び、初心者はオーディエンスから始めるのが一般的です。
ルームによっては、芸能人や会社経営者などの著名人が発言していることがよくあり、こうした人たちの生の話がリアルタイムで聞けることも、クラブハウスの人気の要因の1つとなっています。
クラブハウスはまた、ラジオのように、仕事や家事をしながら気楽に聞くことができます。
クラブハウスでの会話のやり取りや誰かの発言を聞きながらYouTubeで動画を見る、といったように、別のアプリと並行して利用することも可能です。
クラブハウスは音声を媒介としたSNSなので、BGMとしても利用できるのです。
会話に参加できる
ルームに入室し、発言したくなったら、画面上の「挙手」ボタンを押します。
「モデレーター(Moderator)」と呼ばれる、そのルームの主催者兼進行役の人に発言が許可されると、「スピーカー(Speaker)」と呼ばれる発言者になれます。
スピーカーになれたら、画面上部の「join as speaker」ボタンをタップして会話に参加しましょう。
発言は、スマホにそのまま話しかけるだけで大丈夫です。
退出も自由
ルームへは、自由に入退出できます。
退出したくなったら、画面上の「Leave quietly(静かに退出する)」ボタン(ピースサイン)をタップすると、そのまま退出できます。
ルーム作成も可能
ルームを作成するのも「Start a room」ボタンをタップするだけと簡単です。
どういったルームにするか、話し合うテーマを設けたい場合は、「Edit Topic」ボタンをタップして、文字キーを使ってテーマを入力し、「Set topic」ボタンをタップします。
その後、ルームを公開する範囲を決めます。
画面上、「Open(=不特定多数が入室できる)」「Social(=フォローしている人だけ入室できる)」「Closed(=こちらが決めた人しか入室できない))」と3つのアイコンが並んでいますので、選んでタップすればルームができ上がります。
話題沸騰!クラブハウス合コンとは?
新しいSNSであるクラブハウスは、コロナ禍により大人数で集まることができなくなってしまった現在、合コンの場としても注目を集めています。
ここでは、クラブハウスを利用した合コンとはどういったものなのかを紹介します。
クラブハウス合コンとは?
クラブハウスを使った合コンは、まず、ある程度参加者のいるルームで交流し、そこで気になる相手ができたら、鍵付きの部屋であるClosed room(クローズドルーム。アイコンがカギ付きのマークになっています)に誘って2人きりの会話を楽しみ、実際に会う約束などをするというのが基本的な流れです。
クラブハウスでは、ルームに参加している人全員のアイコンが表示され、アイコンをタップすれば、その人の名前や自己紹介文、誰からの招待を受けたのかなどプロフィールが見られるため、リアルな音声での交流と相まって、容易に気が合いそうな相手を見つることができます。
クラブハウス合コンのやり方・使い方
クラブハウスを利用した合コンにはさまざまな形態があります。
ここでは実際にクラブハウスで開催された合コンを例にとって、やり方・使い方を解説します。
合コンルームを作る・見つける
友達を紹介する感覚でこぢんまりとした合コンをしたいのなら、合コンルームを開く日時を予め異性の友人に伝えておきます。
例えば「○月×日夜の9時から親友のAと話しているので入って来てほしい」と伝えておけば、クラブハウスに対する物珍しさも手伝い、何人か誘いに乗ってくるでしょう。
知り合いから告知されていなくても、クラブハウスでルーム探しをしている最中に合コンルームを見つけることもあります。
実際に「【1000人目標】大規模合コン」と掲げられたルームもあったそうです。こうした合コン部屋へは自由に入室ができます。
合コンルームでの基本的な流れ
合コン部屋へ入ったら、自分のアイコンが表示されます。
すでに入室している参加者からアイコンが気に入られると、タップしてプロフィールやインスタグラムなどがチェックされるので、アイコン画像を魅力的なものにしておくのがポイントです。
また、プロフィールの自己紹介文も重要なポイントとなるため、合コン仕様に書き換えてことをおすすめします。
合コンルームに入ったら、挙手ボタンをタップして積極的にスピーカーになりましょう。
また、スピーカーと表示されている異性全員をフォローしておきます。
異性とフォローしあえば、気に入った相手を鍵付きの部屋へ誘って、2人きりで話せます。
実際に居酒屋などで行われるリアルな合コンでは、意気投合した2人が抜けだすと、また元の場所へ戻ってくることは滅多にありませんが、クラブハウス合コンでは、鍵付きの部屋から元の合コンルームへ戻ってくるのが一般的です。
個別で語り合うのはだいたい5分~10分と短く、再び元の合コン部屋へ戻って仲間に感想を伝えたり、別の異性とまた個別の部屋で会話したりといったことを繰り返します。
終了するには適当なところで退室すればいいだけなので、合コンルームは出入りが激しく、ゲーム感覚で大いに盛り上がります。
そのため、現在クラブハウスでは続々と合コンが開催されており、大いに注目を集めています。
クラブハウス合コンのメリット・デメリット
クラブハウスにおける合コンは、参加者から良い点も悪い点も挙がっているようです。
ここでは具体的なメリットとデメリットを紹介します。
クラブハウス合コンのメリット
クラブハウスの合コンに実際参加したことのある人からは、次のようなメリットが挙げられています。
音声のみだから気軽に参加できる
音声のみで交流するクラブハウスでは、ズーム飲み会のように顔や部屋が映ることがありません。
すっぴんでいようが部屋が散らかっていようが全く関係ないので、気軽に参加できます。
また、他のことをしながらでも参加できるので、例えば試験勉強の合間に息抜きで参加したり、マニキュアを塗りながら参加したり、といったことも可能です。
リアルな合コンは、敷居が高くて苦手だったという方も、声だけでつながれるクラブハウスでの合コンなら、気楽に楽しめるようです。
無料がうれしい
リアルな合コンでは、飲食費がかかり、たいていは男性側が多く支払います。
また、マッチングアプリでは、多くの場合、男性が有料、女性は無料となっています。
しかし、クラブハウスは性別に関係なく、誰もが無料で楽しめます。
お金がなくても気軽に合コンができるのが魅力です。
簡単に2人きりになれる
クラブハウスの合コンでは、気に入った相手がいれば互いにフォローし合うだけで簡単に鍵付きの部屋(クローズドルーム)に入れ、2人だけで会話ができます。
マッチングアプリに比べ、2人きりで話すまでにかかる時間が短くて済みます。
2人きりになった後に合コンルームに戻れる
2人きりで会話を楽しんだ後、元の合コンルームに戻ってくることも可能です。
実際、クラブハウス合コンでは、参加者の誰もが鍵付きの部屋と元の合コンルームとの出入りを繰り返しています。
2人きりで会話を楽しんだ後に元の合コンルームに戻り、違う相手と意気投合してまた鍵付きの部屋へ行く、といったことを楽しむのです。
音声のみの交流でき、ルームへの出入りが自由、というクラブハウスの特性を存分に生かしたやり方を、参加者はゲーム感覚で楽しんでいます。
思わぬ出会いが生まれることも
クラブハウスは現在流行中だけあって、さまざまな人が参加しています。
リアルな世界では決して接点がないような人とも交流できるのが、クラブハウスでの合コンのメリットです。
また、新たな出会いが生まれる一方で、長期間音信の途絶えていた幼馴染や元カレ/元カノと偶然再会するといった思わぬ出会いが起こることもあり、そうした予期せぬ出会いが多くの人を魅了しています。
クラブハウス合コンのデメリット
クラブハウスでの合コンは良いことばかりのように見えますが、デメリットもあるようです。
話せないとダメ?
音声でのみつながるSNSですので、会話が基本です。
話をするのがとても苦手という方は、少し辛いかもしれません。
しかし、プロフィールで、「もともと話すのはニガテだが、ピアノを弾くのが得意」とか、「アニソンに関する知識は最強!」など、趣味や特技をアピールしておけば会話のきっかけとなって意気投合するかもしれません。
また、おしゃべりが上手な人より、無口な人がタイプという方もいます。
うまく話せなくても、ゲームを楽しむような感じで参加するだけでも意義があります。
イケボが有利?
音声のみで交流するため、良い声であれば多くの人を引き付けられます。
しかし、会話をしていく中で相手がどんな人かがわかってくるため、声質はあまり関係ないともいえます。
フォローがわかりづらい
気に入った相手とフォローし合えば鍵付きの部屋に行けますが、相手からのフォローを知らせるお知らせ機能がないため、フォローがあっても気づかなことがあります。
そのため、先に述べたように、最初から全部の異性にフォローを入れておくのがいいようです。
Clubhouse(クラブハウス)とは?
「Clubhouse(クラブハウス)」は、2020年にアメリカのAlpha Exploration社が運営を開始した新しい形のSNSで、日本では2021年1月下旬からサービスが開始されました。
まだ、ツイッターやインスタグラムのように、多くの人が利用している状況ではありませんが、使った人からは「おもしろい」「ハマる」との声が続出しています。
ブームが拡大していくにつれ、若い人たちを中心に、Clubhouse(クラブハウス)で合コンが開催されるようになってきました。
最後に、そもそもClubhouse(クラブハウス)とはどういったSNSアプリなのかを紹介します。
音声のみのSNSアプリ
クラブハウスは、文字や画像を一切使わず、音声のみでコミュニケーションするSNSアプリです。
ネット上に作成した「room(ルーム)」と呼ばれるチャットスペースで、リアルタイムに雑談したり、他の人の会話を聞いたりすることができます。
イメージとしては、電話で話をしたり、ラジオを聞いたりするのに似ています。
ただ、電話やラジオと違い、クラブハウスは利用規約上、ルーム内で得た情報を外部に漏らしたり、記録したりしてはいけないことになっています。
音声は、文字や画像と異なり、意図して記録しない限り、後に残りません。
その瞬間、そのルームにいる人としか共有できない、その場限りの会話を楽しむのが、クラブハウスの最大の魅力です。
コロナ禍で人と直接会って会話するのが難しい現在、リアルな音声だけで直接つながれる点が人気を呼んでいます。
しかも、zoom(ズーム)と違い顔を出す必要がなく、外見に気を使わなくてもいい点も、人気に拍車をかけているようです。
招待制
クラブハウスは、完全招待制のSNSです。
アプリをダウンロードしても、すでにクラブハウスを利用している人から招待されない限り使えません。
その希少性とプレミア感の高さが、人気の要因の1つとなっています。
招待できるのは、1人の利用者につき2名までと枠が決まっており、新規に参加したい方にとっては、ハードルがかなり高いと感じるかもしれません。
しかし、クラブハウスの利用者が増えれば増えるほど、招待枠はどんどん増えていく仕組みなので、急速に利用者が増えている現状では、新規参加はさほど難しくありません。
知り合いが知り合いを招待していく、その輪がどんどん広がると、予想外の出会いや新たな出会いが生まれます。
そのため、クラブハウスは「合コン」の場としても注目されているのです。
実名登録
クラブハウスは、フェイスブックのように、実名で登録することを原則としています。
英語表記
クラブハウスはアメリカで誕生したアプリのためか、すべて英語で表記されています。
慣れないうちは難しく感じられますが、込み入ったことが書かれているわけではないので、後に述べるようなやり方で登録さえすれば問題なく使えます。
iOSでのみ利用できる
クラブハウスは、現在iOS端末でのみ利用でき、アンドロイド端末では利用できません。
まとめ
クラブハウスへの参加の仕方や合コンについて紹介しました。
クラブハウスはサービスが開始されてまだ日が浅いため、どのような使い方ができるか、さまざまな模索が行われている最中です。
現在盛んに行われている合コンも、今後違った形で発展していく可能性があります。
どのように発展していくのか、鍵を握っているのは利用者自身です。
モラルやマナーを守り、さらに快適で楽しいツールへと進化させていきましょう。